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ホワイトニングとは

黄ばんだ歯を美しい白に変えるホワイトニング

口元の美しさ、特に白く輝く歯は、それだけで自信に繋がります。歯の色が気になってくると笑顔に自信が無くなり、なかには笑うことを我慢する方もいらっしゃいます。歯の色が気になる方におすすめしたいのが、デンタルホワイトニングです。しかし、ホワイトニングの効果は個人差がはっきり表れるため、今回はホワイトニングを行う前に知っておきたいこと、歯が着色する理由、ホワイトニングの効果が薄い歯などをご紹介します。

ホワイトニング治療を行ってる男性歯科医師

ホワイトニングとは?

ホワイトニングとは、歯を白くする施術のことを言います。生まれつき歯が黄色っぽい方や、歯の歯髄(神経や血管)を除去したことで変色した方などに適しており、元々の歯の色よりも白くすることも可能です。

また、ホワイトニングと一言で言っても、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師が行うもので、ホームホワイトニングは患者様自身が自宅で行うホワイトニングのことです。それぞれ長所、短所がありますので、開始前にどちらを選択すべきか、歯科医師とよく相談しておきましょう。

ホワイトニングを考える前に

天然の歯は真っ白ではありません

人が元々持つ歯の色は、真っ白ではありません。歯はエナメル質、象牙質、歯髄の3層構造をしており、クリーム色をした象牙質が白いエナメル質を通して透けて見える色が、自然な歯の色といえます。特に日本人を含む黄色人種は、白人や黒人に比べてエナメル質が薄く、象牙質がより透けて見えるので、他の人種と比べると黄色っぽい歯に見えます。

目指すべき歯の色は、やや黄味を帯びた透明感のある白色です。それ以上に白くしようと思うと、肌の色とマッチせずに歯の白さだけが変に浮いてしまうことがあります。また、ホワイトニングは実際にやってみないと、どれくらいの効果が出るかが分かりません。

ホワイトニングの前にスケーリングを受けましょう

ホワイトニングを受ける前は、歯垢や歯石を除去する「スケーリング」を受けることをオススメします。スケーラーという、超音波を発する機器により、水を噴出させながら歯石を砕いて取り除きます。歯石や歯垢が残ったままホワイトニングを受けると、歯が綺麗に白くならないこともありますので、あらかじめスケーリングを受けて歯石を除去しましょう

歯のクリーニングでも歯が白くなることも

気になる黄ばみの原因が、歯の表面についた汚れなどによる場合、適切なブラッシング方法で歯磨きし、定期的に歯科医院でクリーニングを受けていれば防げた可能性が高いです。そのためホワイトニングの前に、歯科医や歯科衛生士によるプロのクリーニングを受けると、白さを取り戻すことがあります。

歯科医院でのクリーニングでは、専用の機材や薬剤を使用して、着色や歯石を綺麗に取り除きます。タバコによる沈着物や、コーヒー・紅茶などの着色汚れを落としてくれます。クリーニング後は歯もツルツルになり、本来の歯の色に戻すことができます。

歯に色が着く理由

歯が着色により汚れてしまう理由はいくつありますが、大きく分けて歯の内部に原因がある場合と、外部に原因がある場合に分けられます。

歯の内部に原因がある場合

歯の内部に原因がある場合、大きく分けて2つの理由が考えられます。

加齢による着色

年齢を重ねることで、歯の黄ばみが目立ってくることがあります。歯のエナメル質が、加齢や咬むことによって削れて薄くなり、内側の象牙質が透けてくるためです。象牙質は痛みなどを伝える性質がありますので、ホワイトニングの漂白剤が刺激となって痛みが出やすい方もいます。この場合は、ホワイトニングよりも被せ物をした方が、効果的なこともあります。

歯の色を気にしてる中年女性
神経の壊死

歯の神経が死んだ場合も、内部から色が変わってきます。転倒したりボールが飛んできたりなど、外傷によって口元を強打した場合、歯の神経が断裂し、壊死することがあります。外傷の既往歴がある場合は、ゆっくりと歯の内部から変色してくる可能性がありますので、まずは神経を取ってからホワイトニングの相談をしましょう。

歯の外部に原因がある場合

歯の外部に原因がある場合、多くは飲食物やし好品の色素が歯の表面に沈着することで起きます。例えば、コーヒー、お茶、赤ワイン、牛乳、カレー、チョコレート、タバコなどが身近な原因でしょう。歯の表面にはペリクルという膜があり、虫歯にならないように酸から守っていますが、着色しやすいという性質があります。

歯垢はそれ自体が淡い黄色をしているため、黄ばみを目立たせます。歯石や虫歯も、歯が茶色や黒色になる原因です。ホワイトニングの前に歯石除去や虫歯の治療を済ませてから、ホワイトニングすべきか、かぶせ物で対応すべきかを歯科医師と相談しましょう。
また、意外な原因として、虫歯予防のためのフッ素を必要以上に使用した場合も、表面が白く濁ったようになることもあります。

ホワイトニングの効果が薄い歯の特徴

歯周病がある患者様は、漂白剤に含まれる過酸化水素が歯周病菌と反応し、漂白効果があまり出ない可能性があります。また、歯石やステイン(着色汚れ)がこびりついている場合は、ホワイトニング剤が浸透しにくくなるので、歯が白くなりにくいです。

フッ素塗布をしている歯は、ホワイトニングの効果が出にくくなります。フッ素は、虫歯を予防する働きがあるため、フッ素入れ歯磨き粉を使ったりフッ素コーティングを行ったりする方は多くいます。しかし、フッ素にはホワイトニング剤を歯に浸透するのを阻害する働きがありますので、希望する歯の白さが出にくいです。フッ素コーティングを行う前に、ホワイトニングで歯を白くしてしまいしょう。

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